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ホーム > 特集記事 > 2008年の特集 > 安全運転講習 in ツインリンクもてぎ
安全運転講習 in ツインリンクモテギ
「 我々多摩クライスラーの営業マンは、お客様に車を販売するだけではなく、安全も一緒に販売する 」 という信念の下、会社内で実施している 「 セーフティ活動 (※) 」 の一環で、茨城県のツインリンクもてぎで開催している、「 安全運転研修 」 に参加してきました。
セーフティ活動とは、車を扱う仕事についている我々が常に安全を意識し、社外での事故防止は当然のこと、社内 ( ショールーム、サービス工場 etc… ) での安全面も十分に注意し、従業員および来場されたお客様に事故がないよう環境づくりを目指していこうという活動です。
当日は曇り空の中、朝6時45分にクライスラー・ジープ・ダッジ府中に集合しました。 今回出動した車両は、ダッジ・キャリバー、ダッジ・ナイトロ、新型ジープ・チェロキーの 3台です。
▲ ダッジ・キャリバー ▲ ダッジ・ナイトロ ▲ ジープ・チェロキー
全員揃ったところで、いざ 「 ツインリンクもてぎ 」 へ出発。 府中店は、中央道 「 国立・府中インター 」 が近いので、中央道から 3台連なって栃木方面へ。
運転は武蔵野店サービスの若手君にお願いして、先頭チェロキー、続いて我々武蔵野店が乗るナイトロ、そして最後尾にキャリバー。
中央道はとてもスムーズで、早くも高井戸を通過。 便利な首都高中央環状線 「 山手トンネル 」 を利用し、常磐道方面へ。
常磐道入口に差し掛かる時、料金所に青い服に白のヘルメットをかぶった集団が!! リアシートのシートベルト着用の検問です。
セーフティの研修に向かっている多摩クライスラーの集団が、シートベルト未着用で減点受けたら身も蓋もないと思いきや、大丈夫です! もちろん、出発する前にはしっかりシートベルトを着用しています。 他車も大丈夫のようでした。
そのまま安全運転で、水戸インターに無事到着。 ちょっとのどかな一本道をひた走り、後ろのキャリバーはちゃんとついてきているかを確認しつつ 「 ツインリンクもてぎ 」 に到着しました。
入場ゲートを抜け、研修を行う集合場所まで車を走らせました。 もてぎの広さに感動!
途中、オフロードバイク用のコースや、オートキャンプ場などがコースを囲む形で配置されていました。
安全運転講習スケジュールとためになる話!
オリエンテーションを済ませ、本日のスケジュール確認です。
(1) 点検・姿勢・慣熟
(2) 低μ路ブレーキとブレーキ ( ABS 体験 )
(3) 高速体験走行
(4) 運転と反応
(5) ハイプレ体験
(6) スキッドリカバリー
(1)
点検・姿勢・慣熟
点検・姿勢・慣熟では、走行前のチェックと運転姿勢を習いました。 点検項目は、「 ぶ ( ブレーキのチェック ) 」、「 た ( タイヤのチェック ) 」、「 と ( 灯火類のチェック ) 」、「 ねんりょう ( 燃料のチェック ) 」 の 4つ。 「 ぶたとねんりょう 」 と覚えておくと良いらしいです。 「 ぶた 」 と 「 ねんりょう 」 がいまいち繋がらないのですが、受験でもよく使う無理やりな覚え方です。
ブレーキのチェック エンジンルームのブレーキフリュードの量のチェックです。 あまり入れ過ぎても良くないので MAX の少し下ぐらいまで入れるようにしましょう。
タイヤのチェック 溝がちゃんと残っているかのチェックです。 スリップサインが出てしまっていたら問題外ですが、溝は深ければ深いほど水はけも良く、特に雨の日の走行には大事なチェックなのです。
灯火類のチェック ヘッドライト ・ テールランプ ( ブレーキランプ ) ・ ウィンカー etc… のチェックです。 忘れがちなのが 「 ナンバー灯 」 なので、忘れずに! 消えてるとおまわりさんに止められます。 ブレーキランプは、ひとりで確認出来ないので、コンビニ等のガラス張りのお店の駐車場にバックで駐車してみて、確認してみましょう。
燃料のチェック ガソリンのチェックです。 ガス欠で止まってしまうなどとならないよう、チェックランプがついたら早目の給油を心掛けましょう!!
あとは運転席に座る姿勢です。
腰が浮かないように奥までしっかりと座り、シートにちゃんと体を固定させます ( バケットシートなら、否が応でも固定されるのですが、ほとんどの車は普通のシートです )。 そして、肩甲骨がシートに触れる程度にリクライニングを合わせるのがちょうど良いです。 男性は、リクライニングを倒している方が多いので危険です。
シートベルトは、鎖骨から腰に掛けてたすき状になるように高さを調整することが大切です。 鎖骨よりも上にかけてしまうと、首を絞めてしまい本来助かっていたものが、首が締まって死んでしまうこともありますのでご注意ください。
慣熟とは上記チェックを習慣化しましょうという意味だと思われます。
(2)
低μ路ブレーキとブレーキ ( ABS 体験 )
「 低μ路 ( ていみゅーろ ) 」 ってなんでしょう。 簡単に言うと、スベリやすい路面ってことだそうです。 いろんな状態の路面でのブレーキング操作を学びます。
最近の車には、必ず ABS ( antilocked braking system ) はついているので、ABS というものがどういう役目をしているのか、どうすればちゃんと効くのかを体感するものでした。
皆さんも ABS が効いた瞬間を体験をしたことがあると思います。
雪や雨等のスベリやすい路面や、高速走行の急ブレーキ時、ブレーキペダルから 「 ガッガッガッガッ 」 というキックバックを感じます。 その時まさに ABS は効いているのです。
ブレーキをかけた時に、タイヤがロックしてしまうと、路面と接地する部分が固定されてしまい、その摩擦力だけでは車を止めることが出来ない状態になってしまうため、ロックしてしまうのを防ぎ、車を止めやすい状態にコントロールしてくれるのが ABS なのです。
こんなハイテクな機能が装備されているため、緊急時はブレーキをこれでもかというくらい踏み込んでも ABS が自動的に制御してくれるので大丈夫なのです。
研修では、ブレーキはブレーキペダルが折れるくらい強く踏み込んでも良いと、教官が何度もおっしゃっていましたが、最初はなかなか踏み込めないものです。 最後は、皆かなり強烈にブレーキを踏み込めるようになっていました。 皆さん、技術の進歩を信じましょう!
わざと濡らした路面での ABS 体験は大変貴重で、一般道で出来るものではないので、もしもの時には非常に役に立つ実習だったと思います。
(3)
高速体験走行
昼食を挟み、午後は待ちに待ったレースも行われるコースに入っての高速体験走行!
その前にまずは腹ごしらえ!
お昼はコースが見渡せる、競馬場で言うならば馬主の方々が観戦する、VIP ルームのような場所で食しました。
昼食も終わり、いよいよコース内に入ります。 フルフェイスではありませんが、コース内ではきちんとヘルメット着用です。
入ったコースは 「 オーバルコース ( 楕円形の形をしたコース ) 」 なので、コーナー ( ターン ) 箇所は 4ヵ所、ストレートが 2ヵ所のコースになっています。 コーナー部分は、F1 のコースのように平面ではなく、コーナー部分にはバンク ( 角度 ) がついてます。 インディ 500 で使用されるコースなんですよ!
ストレートでは 130km/h、コーナーは角度のきつい第 3コーナー直前でブレーキングをして減速、その他のコーナーはアクセルを離しての減速で高速走行を体感してきました。 ストレートの 130km/h という速度には、さほど驚きはなかったのですが、バンクのあるコーナーに入るという体験は通常では出来ないので、大変貴重な体験となりました。 コーナーでの 「 G ( 遠心力によって体にかかってくる重力 ) 」 は、バンクのない高速道路走行では、なかなか体感出来ない事です。
▲ オーバルコース ▲ ストレート ▲ コーナー
(4)
運転と反応
運転と反応では、急な飛び出しがあった場合や、障害物があった場合の急ブレーキにおけるブレーキングの仕方や回避の仕方を勉強してきました。 ブレーキングの際の 「 空走距離 」 と 「 制動距離 」 を体感することが目的です。
「 空走距離 」 とは、ブレーキをかけなくてはならない状況になった瞬間から、実際にブレーキを踏むまでの時間とその間に進んだ距離を言います。 また、「 制動距離 」 とは、実際にブレーキを踏んでから、車が停止するまでの時間と距離を言います。
「 空走距離 」 は、年齢が高くなればなるほど、瞬時の反応が鈍くなってしまうため、悲しいかな個人差が出てきてしまいます。 逆に 「 制動距離 」 は、個人差ではなく、車のスピードや車のブレーキ性能、車の重さ、その時の路面の状況などで大きく変わってきます。
言葉は知っていても、実際に体験してみると、考えていたほど “車は急に止まれない” ということを思い知らされます。 若い人でも自分の運転に過信せず、慎重な運転を心掛ければ、ABS などのテクノロジーがサポートしてくれ、大きな事故を防ぐ事ができます。
(5)
ハイプレ体験
ハイプレ現象 ( ハイドロプレーング現象 ) とは、タイヤが路面に接地していない状態となり、水の上を車が滑っている状態になるため、ハンドルを切っても車はまっすぐ進んでしまい、大事故を起こす可能性が非常に高い状態を言います。
インストラクターの運転で、3cm の水たまりを 60km/h と 80km/h で走り抜けた時の違いを実際に体験して来ました。
60km/h の走行では、切ったハンドルの方向に車体が曲がっていきました。 80km/h 走行では、ハンドルを切っても、車体は真っ直ぐ進んでいき、水が抜けてタイヤが路面に接地し摩擦が生じた瞬間、急に車が曲がっていってしまいました。 そのため、スピンしてしまう可能性も格段に高くなるようです。 これも、タイヤの溝の残り具合 ( 溝が深い方が水はけが良く、タイヤが早く路面に接地し摩擦が生じる ) や、タイヤの幅 ( 幅が広い方が路面接地面積が大きくなるが、ハイプレ時には水面との接地面積が大きくなる ) などが大きく影響するので、幅の広いタイヤを履いているスポーツカーは要注意とのことです!!
(6)
スキッドリカバリー
「 スキッドリカバリー 」 とは、簡単に言うと 「 横滑り時の回避 」 です。 最近の車についている 「 VSC ( Vehicle Stability Control ) 」 の事で、 メーカーによって呼び方は違いますが、同じことを目的とした機能の相称です。 クライスラー、ダイムラー車では 「 ESP ( Electronic Stability Program ) 」 と呼びます。
スタビリティコントロール ( Stability = 安定 ( 性 ) ) とは、オーバースピードでコーナーに侵入したり、急激なハンドル操作などによって車両姿勢が乱れた際、横滑りを防ぎ、走行安定性を維持するための装置で、その時の状況をセンサーで感知し、エンジン出力の制御や 4つのタイヤのブレーキの制御を自動でやってくれる、とにかくすごい 「 テクノロジー 」 です。 こればかりは、2本の手足しかない人間には到底マネの出来ない芸当で、とにかくすごいの一言に尽きます。
テストコースでは、リアタイヤが通過すると地面が横に揺れる装置が設置されており、その先の濡れた路面で、スピンしやすい状況が作られていました。 研修では、VSC の ON・OFF と、進入スピードを変えての挙動の違いを体感しました。
写真がないので分かりにくいのですが、横に揺れる地面を通過した途端、車はスピンして横向きに滑っていきます。 VSC OFF の状態ではほとんど真横に近い状態になり、あとはブレーキング ( ここでも ABS は大活躍!! ) と、ハンドル操作で体勢を立て直していくのですが、ブレーキの踏みの甘さや、ハンドル操作の微妙な差で、完全にスピンしてしまう人も続出でした。 当然進入スピードが早ければ早いほど、その挙動は大きくなり、体勢立て直しもより困難になっていくのです。
一方、VSC ON の時は、挙動もそれほど大きなものではなく、ハンドル操作も少なめで済み、体勢立て直しも圧倒的に早いです。
車についている数々のすばらしい 「 テクノロジー 」 は、あくまでもドライバーをサポートするだけのものであって、やはり最後はドライバーの運転にかかってくるものであることを十分に理解し、無理のない運転を心掛ければ、事故は相当数防げるのではないかと思います。
皆さんもチャンスがあれば、こういう研修に参加してみるのもとても良い経験になると思います。
この内容は、安全運転講習に参加した本人が書いている、スタッフブログ 「 なんてたってアメ車馬鹿 」 でも掲載中! ここでは掲載していない写真等もありますので、是非一緒にご覧ください。
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